日本酒と料理酒の違いは?代用しても大丈夫?
最近、料理を少しずつするようになったあなた。
レシピを見ながら料理をすすめていると、そこには「お酒」の文字が。
でも、家には料理酒のストックはなく、
ふだん友達との宅飲みでたしなむ、日本酒があるだけ。
「この日本酒って、料理酒の代わりに使えるのかな…」
って、悩んでませんか?
料理をはじめたころは、なるべくレシピに忠実に作りたいと思うあまり、
こういった、細かいところまで気になるというもの。
そこで今回は、日本酒と料理酒の違いについてご紹介するとともに…
ふだん呑んでいる日本酒を、料理酒の代わりに使っても良いのかという、
素朴な疑問についても、スッキリ解消していきます!
目次(もくじ)
日本酒と料理酒の違いとは?
ということで早速ですが、日本酒と料理酒の違い、それは、
料理酒には日本酒と違って、食塩(や酢)が添加されているということ。
実際に、日本酒と料理酒の商品パッケージを見比べてみると、
日本酒にはたいていの場合、
- 米
- 米こうじ
この2つだけが、原材料名のところに記載されているのに対して、
料理酒には多くの場合、
- 米
- 米こうじ
- 食塩
といったように、原材料名のところに食塩の記載があります。
で、料理酒に食塩が添加されているのは、
当然、そうした方が料理が美味しくなるから。
…というわけではなく、
料理酒が法律上、酒類として扱われることを避けるため。
料理酒が、酒類として扱われないことによる、私たちのメリットは、
- 酒税の課税対象から外れるので、安く購入できる
- 料理酒を買うためだけに、わざわざ酒屋さんまで出かける必要がない
この2つですが、1.はまだしも、2.の方は最近では規制が緩和され、
スーパーやコンビニなどでも、気軽に日本酒が購入できるようになったので…
あまりピンとこないかもしれませんね。
では、続いては、
- 手元に料理酒がない場合、日本酒でも代用は可能なのか?
- そもそも日本酒と料理酒、料理に使うのにオススメなのはどちらなのか?
こちらの疑問について、見ていくことにしましょう。
日本酒と料理酒、料理にオススメなのはどっち?
まず結論から言うと、料理をする際に使うお酒として、
オススメなのは、料理酒ではなく日本酒のほう。
そして、日本酒の中でも「吟醸酒」などのハイグレードなお酒ではなく、
気軽に入手できるものの方が、よりgoodです。
最近では「料理に使える清酒」などとして、食塩は添加せずに、
料理に程よいコクを与えてくれる、酵母入りのものも販売されています。
ですので、そちらを使ってみるのもよいかもしれませんね。
で、もう少しくわしい話をしていくと。
まず、法律的に酒類にあたらない、昔ながらの料理酒(食塩入り)は、
レシピどおりに料理を作ったときに、塩気が多くなってしまうことがあります。
これはもちろん、料理酒自体に食塩が含まれている分、
出来上がった料理に入っている、塩の量が多くなるからですね。
実際に、料理酒のパッケージには、
「この商品には、食塩が添加されています。
調理の際は、食塩の使用量を控えることをおすすめします」
などといった、注意書きがあるものも。
それから、吟醸酒などのちょっと高級な日本酒は、
余計な雑味を取り除くために、お米の表面を削っています。
このときに、コハク酸などの旨み成分も一緒に削られてしまうんですね。
(コハク酸は、あのアサリの旨み成分としても知られている成分です。)
ですので、吟醸酒や大吟醸酒といった高級なお酒を料理に使うと、
出来上がった品の、コクが足りなくなってしまうことも。
ということで、料理をつくるときには、
- 料理用の清酒
- 紙パックに入っていて、お得な値段で入手できる日本酒
このどちらかのお酒を使うことを、オススメします。
ちなみに私は、名古屋在住なのですが、
地元ではかなり有名な、清洲桜醸造の、
「清洲城信長 鬼ころし」
という名前の、紙パック入りの日本酒を愛用していますよ^^
まとめと補足
いかがでしたでしょうか。
今回は、日本酒と料理酒の違いについてまとめてきました。
もう一度、最後に補足を加えながらまとめておくと、
- 料理酒には、一般的に2~3%の食塩が含まれている
- 吟醸酒などの、いわゆる晩酌向けのお酒は、
お米の表面を削っているため、うまみ成分も失われていることが多い - よって、料理に使うのにおすすめなのは、
料理用の清酒か、純米酒などのうまみ成分が残っている日本酒!
こんな感じ。
ネット上で売られているお酒は、いったいどんな種類のものなのか、
この機会にチェックしてみるのも、楽しいかもしれませんね。
[…] 参考:日本酒と料理酒の違いは?代用しても大丈夫? | 波乗り好奇心料理酒使ってますか? | ガールズちゃんねる – Girls Channel – […]