ニラの栄養と効果は?妊婦さんにうれしいのはこれ!
春になると、ひときわ柔らかくて、上質なものが出回るニラ(にら・韮)。
ニラの特徴といえば、なんといってもあの独特の香りですが…
あの香りの元の成分が、私たちにとって、
すごくうれしい働きをしてくれていること、ご存知でしたか?
さらに、ニラは妊婦さんにとっても、
本当に大切な栄養成分を含んでいる、ありがたい野菜でもあるんです。
今回は、そんなニラに含まれる、栄養とその効果についてまとめました。
目次(もくじ)
ニラの栄養と効果はこれ!
ということで、今回ご紹介する、ニラの健康効果を語る上で欠かせない、
重要な栄養成分は、以下の2つ。
- アリシン
- 葉酸
1つずつ、順番に見ていきましょう。
1. アリシン
ニラの香り成分アリシンには、疲労回復に役立つビタミンB1の吸収を高め、
さらにその効果を維持してくれる、はたらきがあります。
ニラ自体にも、ビタミンB1は一定量含まれているのですが、
他の食品で、ビタミンB1を多く含んでいるのは、
- 豚肉
- うなぎ
- レバー
など。
こう見てみると、餃子やレバニラ炒めは栄養的に見て、
とっても効率的で、素晴らしい料理になっているといえますね^^
また、ニラにはカラダを温めてくれる効果もあるといわれているので…
もつ鍋や、ありはシンプルに豚肉を入れた鍋の具材として使用すれば、
冷え性に悩む女性の、強い味方になってくれそうです。
もつ鍋には、みなさんご存知のとおり、美肌成分のコラーゲンも
豊富に含まれているので、まさに女性にドンピシャの一品ですね!
ちなみにこのアリシン、水や空気に溶け出しやすい性質を持つので、
- 洗う
- 切る
- 加熱する
といった作業は、なるべく手早く行なうようにしてください。
鍋の具材として使用するときは特に、あらかじめ切っておいたりせずに、
入れる直前に切るようにするとよいですよ^^
2. 葉酸
もう1つ、ニラには、特に妊娠初期に不足すると、
胎児の発育に影響があるといわれる、葉酸が多く含まれています。
普通の食生活を送っていれば、通常は不足しにくい栄養素なのですが…
妊娠中は欠乏しやすいといわれているので、
妊婦さんは、積極的にニラを、毎日の食事に取り入れた方がよいですね。
ニラにはこのほかにも、強力な抗酸化作用が期待できる、
β-カロテンやビタミンCといった、ビタミン類がバランスよく含まれており…
さらにはカルシウムも、あのほうれん草にひけをとらないくらい、
入っているので、野菜の中の栄養優等生。
「においがちょっと気になるのよね…」
という方も、こういった栄養・効果を理解すれば、次からは、
あの香りを逆に、いとおしく感じてしまうかも!?
ちなみに、先ほど栄養を損なわないように、
ニラは、使う直前に切ることをおすすめしましたが…
切ってから時間が経つと、酵素の作用で、ニラ独特の香りも
キツくなってしまうので、こちらも頭に入れておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
こうやって見てくると、ニラは特に、
女性たちの強い味方になってくれる野菜だといえそうですね。
あっ!そうそう、食後の口臭が気になる方は、ブレスケアを飲むのもいいですが、
デザートにリンゴをかじるのも、おすすめですよ。
リンゴに含まれるポリフェノールが、今回ご紹介した、ニラの香り成分、
アリシンと反応して、お口のイヤなニオイを防いでくれます^^