かつお たたき 旬 高知

「高知といえば、かつお(鰹・カツオ)
　のたたきと、坂本龍馬！」

こんなイメージを抱いている方も、多いはず。

また、高知に旅行することを考えている人は、せっかくなら、
かつおのたたきが、一番美味しい時期に、訪れたいですよね。

そこで今回は、高知における、かつおのたたきの旬について、
まとめました。

かつおのたたき！高知の旬はいつ？

ということで、早速ですが、かつおのたたきの旬、
つまり、かつおが一番おいしく食べられるのは…

ずばり、春（4月～6月）と秋（9月～10月）。

一般的に、春にとれるカツオを「初かつお」、
秋にとれるカツオを「戻りかつお」と言って、区別しています。

お次は、

• なぜ、この時期（しかも年に2回）が旬なの？
• 「初かつお」と「戻りかつお」に、味の違いはあるの？

という、2つの疑問について、見ていきますよ。

なぜ、かつおの旬は年2回ある？

かつおの旬が、春と秋という、年2回あるのは、
高知近辺に、沢山のかつおが集まるのが、ちょうどこの時期だから。

かつおは、冬に赤道付近で卵を産んだあと、
エサを求めて、少しずつ北上してきますが…

ちょうど日本の近くを通るのが、この春の季節というわけ。

このあと、かつおはエサをバクバク食べながら、
さらに青森の沖あたりまで、北にのぼっていきます。

そして、冬にまた赤道で産卵するために、
南下してくる、かつおが…

秋になると、高知の近くに増える、というわけなんですね。

これが、かつおの旬が年に2回存在する理由なのです。

続いては、春の「初かつお」と秋の「戻りかつお」、
それぞれの味の違い（特徴）について、見ていきますよ。

ここまで読んできた、勘のいいあなたなら、
なんとなく、その違いに気づいているかもしれませんね^^

「初かつお」と「戻りかつお」、味の違いは？

先ほど、かつおは冬に産卵したあと、
エサを求めて、北上してくるといいましたが…

北上してくるかつおの多くは、重さにすると、
およそ2kgの、まだ子供のかつお。

（生まれてから、それなりの年を重ねたカツオは、
　赤道付近にとどまる、ということですね）

そのため、春にとれる「初かつお」の身は、
赤く引き締まり、脂も少ないのが特徴です。

一方、秋になって、北から南下してくるカツオは、
たくさんのエサを食べて、まるまると太っている状態。

なので、この「戻りかつお」は春に比べて、
脂がのっているのが、一般的なのです。

「初かつお」と「戻りかつお」、どちらがおいしいかは、
その人の好みによるので、なんとも言えませんが…

• マグロでいう「赤身」が好きな方　→　初かつおがオススメ
• マグロでいう「トロ」が好きな方　→　戻りかつおがオススメ

と考えれば、イメージをつかみやすいと思いますね。

ちなみに、高知に行って本場のカツオを食べるなら、
やっぱりとれたてのものを、味わうのが一番。

下でご紹介しているような、港からあがった魚が集まってくる市場なら、
食堂もあり、新鮮なかつおのたたきを、食すことができておすすめです。

久礼大正町市場の、「浜ちゃん」っていうお店なんですが、

• かつおのたたき定食
• かつおの刺身定食
• かつおどんぶり

あたりは、特にそそられるメニューですよ^^

この市場には、あの有名な坂本龍馬像のある、桂浜から、
高速を使えば、車で１時間弱でいくことができます。

高知中心部の旅館を予約して、桂浜やこちらの市場をまわる、
なんていうドライブプランも、ありかもしれませんね。

↓こちらから、プルダウンで「高知県」の
「高知・須崎・南国」エリアを選べば…

きっと、あなた好みの旅館・ホテルが見つかるはずです^^

まとめ＆刺身や寿司にして食べたい秋が旬の魚5選！

改めて、かつおの旬についてまとめておくと、

呼び方	旬	特徴
初かつお （上りかつお）	春 （4月～6月）	身が締まり、 プリプリとした食感
戻りかつお （下りかつお）	秋 （9月～10月）	脂がのり、 もっちりとした食感

といった感じになりますね。

なお、高知でのかつおのたたきの食べ方は、
定番のタレ（ゆずポン酢など）以外にも…

創作めいたカルパッチョや、カツオ本来の味が
ストレートに味わえる、塩タタキなどさまざま。

高知を訪れた機会に、
あなた好みの食べ方を見つけ出すのも、
おもしろそうです^^

刺身や寿司にして食べると激ウマな、
秋が旬の魚5種類については、
以下の記事からどうぞ♪

⇒秋が旬の魚は？刺身や寿司にするなら
　この5種類がオススメ！