妊娠中の食事!注意点は?時期による違いは?大事な栄養素はこれ!
「元気で、健康な赤ちゃんを産みたい!」
そんなとき重要になってくるのが、妊娠中の食生活ですよね。
そこで今回は、妊娠中の食事で注意すべき、3つのポイントについて、
妊娠初期・中期・後期といった、時期の違いや、
妊婦さんにとって、特に重要な栄養素などに触れながらまとめました。
現在妊娠中のあなたはもちろん、奥さんが妊娠中だという、
専業主夫のあなたも、必見の内容ですよ。
なお、妊娠中の食事について、少しでも不安に感じることがあれば、
産婦人科の先生など、お医者さんに相談するのが一番。
今までに、たくさんの妊婦さんを診てきたお医者さんなら、
きっとあなたにピッタリの食事などを、提案してくれることでしょう。
使える環境はすべてフル活用して、来たる日に備えましょうね^^
目次(もくじ)
妊娠中の食事で注意すべき、3つのポイントとは?
ポイント1. 妊娠してからの時期に応じて、摂取カロリーをプラス!
妊娠中は、お腹の赤ちゃんの分のエネルギーを摂るのはもちろん、
妊婦さん自身の、基礎代謝量もアップするので、
それも加味して、摂取カロリーを決めなければなりません。
例えば、28歳の一般的な主婦の方の場合、
通常の1日あたりの必要カロリーは、1950kcal。
これに、妊娠期は1日あたり、
- 妊娠初期 … + 50kcal
- 妊娠中期 … + 250kcal
- 妊娠末期 … + 450kcal
これだけのカロリーをそれぞれ加えていく、ということになります。
ちなみに、妊娠中に体重が過度に増えてしまうと、
妊娠中毒症や、妊娠糖尿病といった病気のリスクが高まり、
異常分娩につながる恐れもあるので…
体重の変化は、母子手帳にグラフとして記録し、
大きな増加が見られた場合などは、お医者さんに相談して、
摂取エネルギーを減らすなどの、対応を行ないましょう^^
ポイント2. 料理は薄味にして、塩分を控えめに!
妊娠中の塩分の摂りすぎは、妊娠高血圧症候群にかかるリスクを高め、
赤ちゃんにとって必要な栄養や酸素が、充分に行き渡らない原因に
なりかねないので、絶対にNG。
塩分の多い、インスタントラーメンなどの加工食品は極力控え、
普段の料理でも、食塩の代わりにレモンや酢・香辛料などを活用して、
薄味でも、おいしく食べられるような工夫をしましょう。
塩分の摂取量は、1日あたり7.5g未満が目安です。
ポイント3. 鉄とカルシウムを、充分に摂ろう!
妊娠中は、いつも以上に栄養バランスに気を配った食事を
することになりますが、その中でも特に、積極的に摂取したいのが、
女性にとって、非妊娠期にも不足しがちな、鉄とカルシウム。
鉄は、レバー・アサリ・小松菜・青梗菜(チンゲンサイ)などに、
カルシウムは、牛乳・乳製品・小魚・大豆製品などに多く含まれています。
レバーは、にんにくやしょうがを加えたタレに漬け込んでから、
調理すれば、クセが消えて食べやすくなるのでオススメ。
また小松菜や青梗菜は、それ単体だと鉄の吸収が悪いので…
肉や魚などの、動物性たんぱく質を含む食品や、
ブロッコリーやいも類などに多く含まれる、ビタミンCと一緒に摂って、
吸収率をアップさせると良いですよ。
ほかにも、妊娠初期に葉酸を充分に摂ると、
神経管閉鎖障害という、先天異常のリスクを減らすのに役立つ、
といわれているので、こちらも積極的に取り入れたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後に付け加えて、妊娠初期にビタミンAを1日に3000μgRE以上摂ると、
胎児奇形のリスクが高まると言われているので、くれぐれも、
ビタミンAのサプリメントや、レバー類の摂り過ぎには注意が必要です。
(ちなみに、野菜類に多く含まれるβカロテンは、体内で必要に応じて
ビタミンAへと変わるので、摂り過ぎの心配はありません。)
今回の記事を参考に、栄養バランスのとれた食生活を送って、
妊娠中毒症や貧血などの予防に努め、元気な赤ちゃんが生まれてくるのを、
楽しみに待ちましょう^^