おはぎとぼたもちの違いは?ポイントは時期・形・あんこ!


「おはぎとぼたもちって、どう違うの?」

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なんて疑問を、抱いてませんか?


春の彼岸、もしくは秋の彼岸に食べる、
定番の和菓子といえば、おはぎとぼたもち

でも、この2つの違いをきちんと説明できる人は、
正直なところ、なかなかいないと思います。


そこで、今回は、
おはぎとぼたもちの違いについて、


  1. 食べられる時期
  2. その形状
  3. 使われるあんこ


この、3つのポイントに着目しつつ、
まとめました。


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それではまずは、おはぎとぼたもちの違いを
知るにあたって、一番のキモになってくる、
食べられる時期の違いから、一緒に見ていきましょう!

目次(もくじ)

おはぎとぼたもちの違い!まずは時期に注目!


時期の違い:おはぎは秋、ぼたもちは春

日めくりカレンダーのイラスト

一般的に、秋に食べられるものを「おはぎ」、
春に食べられるものを、「ぼたもち」と読んで、
区別しています。

で、この「おはぎ」と「ぼたもち」という名前、
実はそれぞれ、ある植物が、
その由来に、なっているんですよね。


これは、おはぎとぼたもちを、
それぞれ漢字で書くと、「なるほど!」と、
気づいてもらえると思うので、書いてみると…


  • 御萩(おはぎ)
  • 牡丹餅(ぼたもち)


ほら、ご覧のとおり。

文字のとおり、おはぎは「萩(はぎ)」から、
ぼたもちは、「牡丹(ぼたん)」から、
その名前の由来が、きています。


人差し指を立てる女性


で、萩は、夏から秋にかけて咲く花、
牡丹はに咲く花なので、それぞれ、


  • に食べるもの → おはぎ(御萩)
  • に食べるもの → ぼたもち(牡丹餅)


という感じで、違いが分かれているというわけ。

この「時期による違い」さえ、頭に入れておけば、
この次に説明する、形とあんこの違いも、
すんなりと、頭に入ってくると思うので!


まずは、


  • おはぎ  → に食べる(= 秋に咲く「萩」が由来)
  • ぼたもち → に食べる(= 春に咲く「牡丹」が由来)


これをしっかりと、覚えておきましょう。

それでは、次の「形状の違い」についての、
説明にうつります^^

おはぎとぼたもちの違い!続いては形状に注目!


形状の違い:おはぎは俵型、ぼたもちは真ん丸

米俵のイラスト

一般的に、おはぎは上のイラストのような、
俵の形を、ぼたもちは、真ん丸な形
していることが、多いです。

さらにいえば、おはぎは小ぶりなのに対し、
ぼたもちは、おはぎと比べると、
比較的、大きいのも特徴だといえますね。


これついては、先程出てきたおはぎとぼたもち、
それぞれの名前の由来になった、花について
もう一度注目してみると、その謎が解けちゃうんですよ^^

ということで、
それぞれの花に、注目してみてみると、
萩(はぎ)の花が、↓こちら。

萩(はぎ)の花


そして、牡丹(ぼたん)の花が、
こんな感じになっています。↓

牡丹(ぼたん)の花

いかがですか?

ちょっと萩の花が、どアップ
写りすぎているので、分かりにくいかも
しれませんが…

萩は細長い花の形を、牡丹はかなり大きな、
真ん丸な形をとっており、これがそのまま、
おはぎとぼたもちの、形の違いにつながっているんです。


おはぎは、萩の花の形のように細長く小ぶりで、
ぼたもちは、牡丹の花の形のように、
大きくて真ん丸

この、2つ目の違いを理解して、
最後、3つ目の「あんこの違い」について、
見ていきましょう^^

おはぎとぼたもちの違い!最後はあんこに注目!


あんこの違い:おはぎはつぶあん、ぼたもちはこしあん

小豆(あずき)

一般的に、おはぎはつぶあん
ぼたもちは、こしあんを使って、
それぞれのお菓子を、作ります。

この違いは、あんこの材料となる、
小豆(あずき)の、収穫される季節によって、
生まれてきたもの。


というのも、小豆はもともと、
秋に収穫される、作物だったので…

おはぎ(秋)を作るときには、
新鮮な小豆を、丸ごと使い、皮ごと
あんこにする、「つぶあん」を。

ぼたもち(春)を作るときは、冬を越すことで、
固くなった皮を取りのぞいて、あんこにする、
「こしあん」を使っていたんですね。


ですので、おはぎは「つぶあん」、
ぼたもちは「こしあん」と覚えれば、
これで、おはぎとこしあんの違いはカンペキ!

ただし、今では農業の発達により、
一年中いつでも、新鮮な小豆が食べられるように
なったこともあり…

それとともに、おはぎとぼたもちの違いも、
それほど、明確に区別されなくなったのが、
実際のところです。


栗ぜんざい


たしかに、今、スーパーなどに売っているモノを
見ても、一年中「おはぎ」の商品ラベルが
貼られている場合が、ほとんどですもんね。

「ぼたもち」という単語を使うのは、
「棚からぼたもち」という、ことわざを、
使うときくらいな気がします。

(「棚からぼたもち」という言い回しすら、
 もう、あまり聞かなくなった気がしますが…)


と、それはさておき、おはぎとぼたもちの
違いが分かったら、今度はあなたが誰かに、
それを、教えてあげる番!

下のような、ネットで注文できる、老舗のおはぎ
ほお張りながら、お子さんやお孫さんに、
その違いを、丁寧に話してあげるのもよいですね。


まとめ


いかがでしたでしょうか。

今回は、おはぎとぼたもちの違いについて、
時期・形・あんこという、3つのポイントに
着目しながら、解説してきました。


最後にもう一度、表にしてまとめると、
こんな感じになりますね。

食べる時期形(カタチ)あんこ(餡子)
おはぎ細長く小ぶり
(俵型)
つぶあん
ぼたもち大きく真ん丸こしあん


昔から伝わる、こういった話について理解すると、
心なしか、なんだか人間としての深みが、
より、備わってくるような気がします。

これから、
おはぎ(ぼたもち)を食べるときは、


「これは、おはぎかな?ぼたもちかな?
(それとも、どっちつかずかな?)」



などと楽しみながら、
モグモグと、ほお張ることにしましょう^^


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