大阪の喜連瓜破!地名の由来と読み方は?他にもある難読駅名!
「『喜連瓜破』っていう、駅を見つけたんだけど、
これって、何て読むの?」
って、悩んでませんか?
大阪市内の地図を見ていたら、ふと目にとまった、
「喜連瓜破」という、珍しい文字。
私は昔、台湾の地下鉄・民権西路(みんけんせいろ)駅の近くのホテルに、
泊まった経験があるので、この「喜連瓜破」の文字を見たときには、
「ん!?台湾みたいな地名だな…」
と、ちょっとビックリしてしまいました。
で、あなたもこの記事にたどり着いたということは、
少なからず私と同じ気持ちを抱いているのかもしれませんね。
そこで今回は、大阪にある「喜連瓜破」の読み方と、
その名前の由来について、まとめました。
それでは早速、「喜連瓜破」の読み方からいってみましょう!
目次(もくじ)
大阪の難読駅名!喜連瓜破の読み方はコレ!
ということで、ちょっともったいぶった感もありますが、
「喜連瓜破」は、
喜連瓜破(きれうりわり)
と、読みます。
どうですか?
あなたは、一発で読めましたか?
私(ちなみに名古屋在住です)は、最初、
- きれんうりは
- きれんうば
- きづれうは
こんな感じで読むのかなぁと、思っていたのですが、
「破れる」という字を、「わり」と読む発想はありませんでしたね^^;
(実際に、手元にある漢字辞典で調べてみても、
「破」は通常、そういった読みはしないようです。)
じゃあ、この珍しい駅「喜連瓜破(きれうりわり)」の、
名前の由来はどうなっているのか!
続いては、そちらについて見ていきますよ^^
大阪・喜連瓜破の地名の由来とは?
まず最初に押さえておきたいのは、この喜連瓜破、
実は、
- 喜連(きれ)
- 瓜破(うりわり)
という、2つの地名が組み合わさってできた駅名だということ。
実際に、喜連瓜破駅周辺の地図を見てみると、駅の北側に喜連(きれ)、
南側に、瓜破(うりわり)という地名があることがわかります。
なので、今回のナゾを解くためには、「喜連」と「瓜破」、
それぞれの地名の由来について、見ていく必要がありますね。
喜連(きれ)の地名の由来とは?
ということでまずは、喜連(きれ)の地名の由来から。
昔、このあたりの土地には、中国の呉(くれ)からやってきた人たちが、
数多く住んでいました。
で、地名もそれに由来して「呉人郷(くれのごう)」と呼ばれており、
この「呉(くれ)」がなまって、「きれ」になったと言われています。
ちなみに、漢字に「喜連」という字があてられたのは、昔から地名を
漢字で表すときには、縁起のいい文字を使う習慣があったから。
確かに、「喜び(よろこび)が連なる(つらなる)」と書いて、
「喜連(きれ)」、なんとも縁起がよさそうな感じがしますね^^
瓜破(うりわり)の地名の由来とは?
そして、瓜破(うりわり)の地名の由来。
こちらは昔、弘法大師(こうぼうだいし)が高野山に登る途中、
この地に寄って、水を求めたところ…
住んでいる人たちがそれならばと、育てていた瓜を割って(破って)、
弘法大師に差し出したという故事が、有力な由来の一つとなっています。
ちなみに、もう一つ有力な由来としては、日本に禅宗を伝えたとされる、
道昭法師(どうしょうほうし)が、この地で祈りをささげていたときに…
空から光が差してご神体が降りてきたため、瓜を割ってお供えをした、
という故事から、きている説もあるんですよ。
どちらにせよ、この「瓜破」周辺が、
昔から有名な瓜(西瓜)の産地であったことは、間違いがなさそうですね。
他にもあった!大阪の難読駅名!
喜連瓜破についてのナゾが解けたところで、せっかくなので、
大阪にある、他の難読駅名についても見ておきましょうか。
こちらは全部で20問、クイズ形式にしてまとめてみたので、
あなたもぜひ、チャレンジしてみてください^^
【大阪の難読駅名!これ、何て読む?】
- 柴島
- 関目
- 放出
- 出戸
- 十三
- 郡津
- 私市
- 西三荘
- 清荒神
- 布忍
- 三山木
- 中書島
- 新祝園
- 中百舌鳥
- 天下茶屋
- 武庫之荘
- 八戸ノ里
- 売布神社
- 野江内代
- 雲雀丘花屋敷
- 東向日(おまけ・京都府)
答えは…
- くにじま
- せきめ
- はなてん
- でと
- じゅうそう
- こうづ
- きさいち
- にしさんそう
- きよしこうじん
- ぬのせ
- みやまき
- ちゅうしょじま
- しんほうその
- なかもず
- てんがちゃや
- むこのそう
- やえのさと
- めふじんじゃ
- のえうちんだい
- ひばりがおかはなやしき
- ひがしむこう
東向日は大阪ではなく、京都府ですよ。
沖中重知さま
大変失礼いたしました。
東向日駅はおまけとして残し、新たに布忍駅を追加する形で、記事を修正させていただきました。
ご指摘いただきありがとうございます。